オゾンの消毒作用と安全性
私たちが生活している地球の空気の主な成分容積比は
窒素 78.1% 酸素 20.9% アルゴン 0.9% 二酸化炭素0.3% となります。
酸素は酸素原子2つ結合、オゾンは酸素原子3つ結合した状態です。
オゾンはフッ素についで酸化力が強く、過酸化水素、塩素、次亜塩素酸などより強い酸化力を持っています。
オゾンは酸化力が強いので消毒消臭効果が高いのに残留性がなく安全性が高いため、
厚生労働省からも食品添加物として認められています。
オゾンのあるところ
有害な紫外線から地表を守る役割としてオゾン層がありますが
身近なところで「海岸」「山」「森林」「草原」「滝」などの大自然の周辺に存在する気体です。
多くの分野での活用
オゾンの消毒・脱臭・空気洗浄力は、塩素の約7倍。
その強力な消毒脱臭威力は、宿泊施設業や自動車関連業、不動産業、清掃業、医療施設等
様々な分野で利用されています。
特に病院においては、感染率の高いウィルスの殺菌にも強い効果を発揮することができます。
残留性ほぼ無し
オゾン同士は高純度オゾンの場合には反応しにくいのですが、不純物が含まれているとオゾン同士が反応して酸素になります。オゾンは時間が経過するとともに徐々に酸素へと変化していきます。
原料の酸素から外部エネルギーによってオゾンになり不安定物質なのでまた酸素へと戻りますので作用した後にオゾンガスそのものが残ることが無いので安心してご使用できます。
色々な材質に効果あり
オゾンは、木や繊維など、ほとんどの材質へオゾン効果を得ることができます。
注意しなければならないのは天然ゴムや布地など材質によっては、その強力な酸化力で劣化や脱色、変色することがありますのでお気を付けください。
空間消毒殺菌に効果あり
オゾンガスは気体なので空間の隅々まで消毒・脱臭を行う事が出来ます。時間の経過とともに酸素へと戻っていきますので、残留物が残るといった危険性は無いです。
消毒・脱臭効果を発揮するには
オゾンによる消毒・脱臭の効果を発揮するには湿度も重要です。冬場などの低湿度では加湿器があると
オゾン効果を発揮させる事が出来ます。
細菌・ウィルス系への耐性菌について
オゾンガスは細菌やウィルスの核へ直接酸化分解による破壊を行います。
細菌やウィルスはそのまま不活化しますので耐性菌等の変異の心配はありません。
低運用コスト
オゾンは空気中の酸素が原料になりますので、運用のための薬剤購入等が不要です。オゾンガスを生成するには放電による電気代だけです。
※大流量高濃度の場合は酸素ボンベが必要な場合もございます。
格安オゾン発生機器との違い
オゾンを発生させるオゾン発生体部分は「放電管」や「放電板」と呼ばれ、オゾン発生器になくてはならない重要なパーツです。
通常の業務用オゾン発生器では、このパーツが1本使用されています。この放電管を2本にすることで、各放電管への負荷が軽減され安全性や耐久性が大幅に向上することは分かっていても、このパーツが安くないことから10万円、20万円を超えるような業務用オゾン発生器でも1本しか使われていないのが一般的にです。
例えるなら、日本メーカー製空気清浄機10万円で販売されてたとします。
安価品は5000円で販売されていることと同じになります。ユーザー販売価格が5000円の商品に空気清浄機機能や耐久性をどこまで求める事が出来るでしょうか。